プレゼント、あげたいのにめんどくさいジレンマ
誕生日プレゼントの選択を「めんどい」と思う人が増えてきている気がする。かく言う私も、この気持ちは正直否定できない。
なぜなら、人の気持ちは完璧に理解できないし、日本人はなおさら建前というものを使ってくる。不正解だったとしても「うれしいいいい」といい顔して、こちらを喜ばせようとしてくれるのだ。
そりゃあ、あげたほうも「ああ、あんま嬉しくなさそうだな、どうしたら喜んでくれるかな。というか今日誕生日なのにかわいそうなことしたな」なんて思ってしまったりするし、貰ったほうも、「やばい、あんま欲しくなかったけど喜ばないとかわいそうだ。せっかく用意してくれたのに」とか、お互い救われない感じになってしまうのだ。
これはさすがに私のネガティブ思考が火をふいてしまったが、実際、このコロナ禍では相手の行動なんてわからないし、接点も少ない。外出もしないからSNSでよく行ってる場所とか撮ってるデザインとかもわからない。どう察しろというのだ。
これもまた偏見だが、陽キャならできるのかもしれない。対人コミュニケーションの経験が圧倒的に陰キャよりも多いから。
生きるのが難しい。陰キャの私は対人コミュニケーションが本当に苦手だし、どんなに慣れた人や仲のいい人でも、意外とドンぴしゃ趣味を応用してプレゼントを選ぶような高等テクニックは疲労できない。
だからそんな申し訳ない気持ちで相殺してくれないかと、ちょっとしたメッセージカードをつける。
もしくは、一緒にお買い物に行く。
本当に欲しいものをプレゼントしてあげたいし、サプライズが無くてもつまらないからお手紙も用意する。
仲の良い人ほど、喜んでくれるものさ。普段言えない気持ちもあるからね。